明るく、開放的で居心地の良いリビングに家族が集う空間
セミオーダーキッチン・温水式床暖房・造作家具、
構造材にブランドヒノキ材・ガラス壁などをカスタマイズ
品川区の閑静な住宅街にたたずむ住宅です。周辺は第1種低層住居専用地域が広がっており、何処となく懐かしく感じられます。
この住宅は「土地探しからの家づくり」からのお施主様となります。土地の購入前から設計事務所が関わることにより、不動産的な検証だけでなく住宅を建てるための検証を解り易く、突っ込んだ話しまでを致しますので一緒に見学した土地に対して非常にイメージが付き易かったと、ご好評頂いています。
特に、変形地や狭小地にはぴったりの企画だと思っています。実際に当住宅の敷地は旗竿地(敷延)と呼ばれる形状をしていますので、購入前に日光の入り方や近隣建物の状況判断など検証した上で、ラフプラン提案書で実際の住宅のイメージをさらに膨らまして頂いて、土地購入に至りました。
建物計画では南側に建物、通路があるため、日影の影響やプライバシーなどを考慮して2階リビング案を採用しました。1階リビング案だと生活動線などでご家族のご要望は全て満たせるのですが、「LDKを居心地良く、明るく、開放的な中心的な生活の場としたい」というご要望に疑問符が付きそうだったので、2階リビング案を提示させて頂きました。
2階リビングは吹抜け、半屋外テラス、ロフトといった装置を連続させることで、住空間に豊かさを与え、生活の場としても付加価値をつける事が出来ました。
2階がリビングの場合、1階に個室が配置されますが、間取りとしては単純に部屋を並べるのではなく、それぞれの部屋が連続し、回遊できるようになっています。1階のプランが退屈にならないように注意して計画を立てました。