無駄なく効果的に活用される空間
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西東京市の住宅街ではありますが、近隣が広大な農地に接している環境が良い住宅になります。「土地探しからの家づくり」のご利用になりますが、予算・希望床面積から逆算して土地の広さを決め、広めの土地を分割購入した一般的には珍しい方法での土地取得となりました。
この点が「坪単価が決められているデザイン住宅」の良さであり、予算に応じて土地購入時点で土地と建物のバランスをマネージメント出来ることが特徴で、無理して高い土地を購入したことで建物に掛けられる予算が無くなるのを防ぐことができます。また、国産材利用の木材ポイントを利用し少しでもコスト負担を減らす努力も同時に行っています。
計画的には東側・西側の眺望の良さを取入れ、将来的に住宅が建つことが予想される南側からの採光・風の通しを将来に渡って確保することが求められていました。第一種低層住居専用地域の為、建ぺい率・容積率が厳しく緩和規定を利用しグレーチングテラスやロフトを設けることで空間的に補えるように計画しました。
リビングはグレーチングテラスと結び付け一体的な利用が出来る様に2階に設けました。南側に向かって上がっていく勾配天井の高窓により採光を確保し吹抜けと合わせ開放的なリビングとなっています。
西側の農地の眺望は吹抜けからアクセスできるルーフテラスやキッチン裏のバルコニーから望むことでき、とても気持ちの良い空間となっています。