1010house デザイン住宅&リノベーション

省エネルギー性能について

住宅の省エネルギー性能を考えるにおいて、断熱性能、気密性能、換気計画、日射取得・遮蔽、冷暖房計画など立地条件に適した自由な計画が必要になります。私たちが建てている環境は様々で、ビルなどの中高層建築物が建ち並び、敷地面積も20坪以下のようなところから、敷地面積が30坪程度の周辺が2・3階建ての住宅密集地や敷地面積が40坪以上確保でき、隣地建物との距離が離れている郊外の土地まであります。当然、それぞれの土地における省エネルギー性能の考え方を変える必要があるのです。

断熱性能

「上質な家」 HEAT20 G2グレード対応(UA値0.46W / miK 地域区分6)

  • 外壁:高性能グラスウール
  • 床:フェノールフォーム
  • 屋根:高性能グラスウール+フェノールフォーム
  • 窓・玄関ドア:

「小さくても良い家」 HEAT20 G1グレード対応(UA値0.60 地域区分6)

  • 外壁:高性能グラスウール
  • 床:グラスウールマット
  • 屋根:高性能グラスウール

気密・防露性能

気密性能を高めることはとても大切です。

断熱性能を活かす
気密施工していない住宅は、温まった空気が天井付近から抜けてゆき、抜けた分足元から冷たい空気が隙間風として入ってきます。だから寒いのです。気密を高めることで断熱材性能を活かすことができます。
壁内結露の防止
外壁の内部に水蒸気が入り込むと外部に近いところで冷やされ結露を起こし、木材を腐らせることがあります。まずは壁内部に湿気を出来るだけ入れないこと、入ってしまった湿気を外に排出できるように結露計算を行った上で壁の構成を適切に考えることが必要です。
換気計画どおりに機能させる
気密の取れていない住宅は換気扇を動かしても計画どおりに空気が動きません。換気扇に近い隙間から空気が入って来てしまい、そのまま換気扇から排出されてしまいます。気密を取ることで各給気口から新鮮な空気を取り込むができ、換気扇から正常に空気を排出することができます。

換気計画

住宅の換気は主に第1種換気、第3種換気が多く使われています。それぞれメリットとデメリットがあり、お客様がしっかりと理解された上で希望する住まい方にあった方を採用する必要があります。

換気はメンテナンスがしっかりと出来るかが一番大切です。1010houseでは換気計画をしっかりと行っていますが、各換気方式のメンテナンス方法をお客様にご説明し、しっかりメンテナンス出来る方は第1種換気を、出来ない方は第3種換気を進めています。

第1種換気のメリット・デメリット

メリット①
室内温度や湿度を保てる
全熱交換器を付けることで、排気から熱と湿気を取出し給気した空気に移すことが出来るため、冬には温かい空気を、夏には涼しい空気を給気することが可能となります。冷暖房費の節約にもつながります。
メリット②
効果的な換気が可能
機械によって給排気をおこなうため、室内の気圧を一定に保つことできます。安定した換気が可能です。
デメリット①
メンテナンスに手間がかかる
機器を天井内に設置することが多いためフィルターの清掃に脚立を使うなど手間かかります。メンテナンス・清掃を怠ると換気性能は落ち、カビが発生したフィルターを通過した空気を吸うことになります。ダクト式の場合、ダクト内の清掃を行う場合は専門業者に頼む必要があります。
デメリット②
イニシャル・ランニングコストが高い
大きなデメリットとなってくるのが導入コストの高さです。第3種換気と比べると数倍のコストが掛かってしまいます。機種によっては月の電気代が数千円になり、数百円程度の第3種換気と比べると割高になります。

第3種換気のメリット・デメリット

メリット①
イニシャル・ランニングコストが安い
機器自体がシンプルであり値段が安い。電気代も月数百円程度です。
メリット②
メンテナンスが簡単
壁に設置してある給気品のフィルターを清掃・交換と排気ファンにフィルターが付属している場合はその清掃をするだけです。
デメリット①
排気の熱損失が大きい
暖冷房した空気をそのまま外部に排出してしまうため、熱損失が非常に大きい。
デメリット②
冬季は給気で寒くなる可能性
外気が直接入ってきますので給気口の付近で寒さを感じる場合があります。
デメリット③
壁に設置するタイプだと強風時に換気が不安定になりやすい
長に設置するファンの場合、プロペベラファンの場合が一般的です。プロペラファンは強風に弱いので、ターボファンなどの強風に強いタイプのファンを選ぶことが必要です。

日射取得・遮蔽

省エネルギー住宅において窓からの日光の入り方を考慮して設計することが大切です。
日当たり良い敷地の場合、冬期は日中できるだけ日光を室内に取入れることで暖房エネルギーを抑える事ができます。日が暮れた後は、窓から熱が逃げていきますので断熱スクリーンやカーテンなどを降ろしてできる限り熱が逃げていかないようにすることで、暖房の効きも良くなり省エネにもつながります。

夏期は日中の日光が室内に入ると冷房負荷が増えてしまうので、出来る限り日光が入らないように窓の上に庇や外部スクリーンなどを利用することで冷房エネルギーを抑えることができます。
季節によって日光の良し悪しが変わりますので、室内にどのよう日光が入ってくるか計画の時点で良く検証することが大切になります。

冷暖房計画

現在建っているほとんどの住宅は独立した部屋毎にエアコンを設置しています。3LDKであれば各部屋の畳数に合わせた能力のエアコン4台の設置になります。1010houseの家では高気密高断熱住宅の場合、2階建てであれば吹抜を介して1階と2階を空間的に繋げる設計をしています。利点は暖房時であれば1階に設置したエアコンの暖気を2階へ導くことができます。冷房時であれば2階に設置したエアコンの冷気を1階へ導くことができます。オープンな間取りであれば計2台で全館冷暖房が可能になる場合もあります。また、1階リビングの場合は床下にエアコンを設置することで全面床暖房も可能です。

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